シャツはジャケットの下に着用するものですが、それぞれの構造上の違いから、『ジャケットのサイズよりもシャツのサイズの方が大きい』という場合も発生いたします。
▼構造上の違いについて
シャツは腕の上げ下げが出来るよう設計されているため、肩巾寸法をジャケットより少し大きくすることは通常です。
一方、スーツのジャケットは、無駄なシワが入らず腕をおろした状態で美しくある事を重視した形となっています。
立体的なお体の上に着用いただくジャケットにシワが入らないようにするためには、ジャケットも立体的に作る必要があります。
そのため、ジャケットのお仕立て工程は、シャツに比べて何倍も工程が多くなります。
お体に沿うよう立体的にお仕立てしているジャケットだからこそ、肩巾をシャツよりも小さくお作りできます。
以上の理由により、シャツとジャケットの肩巾のサイズが異なる理由でございます。
他の箇所に関しましても、同様の理由で多少サイズが異なりますが、誤っているというわけではございませんのでどうかご安心下さい。